TOP INTERVIEW

トップインタビュー

私の考える
仕事論・人材論

馬場 隆光

株式会社東急グルメフロント
代表取締役社長

「食のプラットフォーム企業」として、
多彩な仕事を通し、学びと成長機会を得る

私の仕事学

任され、挑戦することで、人は成長する

就職活動中の皆さまにメッセージを送るにあたり、自分の会社人生を振り返ってみました。今日の私があるのは、会社や組織、そこで一緒に仕事をしてきた方々からの教えや学び、そして日々の業務そのものが、私を成長させてくれたからに他なりません。そのことに気づかせてくれた、仕事人生の転機となった出来事をいくつかご紹介します。

1989年、東急電鉄に入社した私が最初に配属されたのは、ゴルフ場やスキー場などを開発をするリゾート事業部でした。時はバブル時代只中で、「日本の会社によるアジアのリゾートを作りたい!」という夢を描いていましたが、バブル崩壊後は、リゾート部門から離れ、本社一般管理部門に従事していました。

2000年、ホテル事業部に異動し、東急グループの2つのホテルチェーンを統合するプロジェクトに携わることになりました。分社化、予約センター・顧客メンバー組織の一元化、諸制度・規定の統一、会社吸収分割など、プロジェクトマネジメントは苦労の連続でしたが、ビジネスのダイナミズムを経験することで、ビジネスパーソンとして大きく成長することができたと感じています。

その後、ホテルの店舗開発に携わり、2008年以後は新しいビジネスモデルのホテル出店に挑戦することになりました。事業コンセプトや店舗運営・基本デザインの企画立案から、出店物件探しを担当することとなり、ホテル実務の経験がない私でしたので、その際に、従来のホテル営業スタイルを大幅に見直すことから始めました。その結果、提供するサービスを取捨選択し、高収益型ホテルを開発・出店することが出来ました。肉体的にも精神的にもタフな経験となりましたが、仕事を任されることで、切り拓く道を探し、工夫しながら成長できることに気付かされました。

人を育て、企業を成長させる

2010年 海外研修で訪れたバングラデシュにて

そしてもう一つの転機は、東急電鉄に復職した後2010~2011年に参加した外部NPO法人が主催する「変革型リーダーシップ研修」でした。単なる座学やグループワークにとどまらず、普段接することのないエグゼクティブとの意見交換や海外研修を通じて、大局観を養い人生観を磨くことにつながりました。経済発展著しい新興国バングラデシュでは、ストリートチルドレンの教育支援を立ち上げた日本人と会ったり、貧困の撲滅を目指すNGO活動を目の当たりにし、大きな刺激を受けました。このことが、自分の会社人生において「いかに周囲に影響を与え、物事を動かせる人物になれるか」を考えるきっかけになりました。

2010年 海外研修で訪れたバングラデシュにて

現在、東急グルメフロントの代表として、スタッフが安心して働けるよう環境を整えること、仕事が楽しいと思える会社にすることに力を入れています。但し会社である以上、維持成長させるには適正な利益を生み出している必要があります。その為には先ず、適切な場所に適切な業態ブランドの店舗がなければいけません。そしてそこで魅力的な商品と優れたサービスを供給することを通じ、お客様一人ひとりに価値を提供していくことが大切です。社員・スタッフがこの基本を遵守し苦しい時も助け合っていく、東急グルメフロントはそういう企業文化があるヒューマンな会社だと思います。

応募者の皆さんへ

食が好きで、お客様に笑顔で接し、
感謝の気持ちに素直に喜べる人に

当社では、「食のプラットフォーム企業」を標榜していますが、その意味は二つあります。一つは、当社が、オリジナルブランドやフランチャイズなど、一つの会社で多彩な飲食業態を持つことです。そしてもう一つは、会社が社員やスタッフの皆さんに、多彩な成長機会を提供していることです。多彩な食の仕事を経験することで、それぞれの業態で、様々なスキルと知識を学ぶことができます。それを複数経験することで、現場のオペレーションの面白さを体感できますし、自分の適性やキャリアの在り方が見えてきます。

現在当社は、17ブランドで約60店舗を運営しており、多彩な食の業態を提供する「食のプラットフォーム企業」としての存在感が増していけば、将来、100店舗規模を目指すことも可能でしょう。但し、やみくもに規模の拡大を追うのではなく、1店1店の質の向上を重視しながら、これまで通り、東急グループの一員として安心して働ける企業であり続けることはもちろん、働く社員・スタッフ同士がお互いを尊敬し、社会人として成長する機会を提供する、ファミリーのような会社にしていきたいと思います。

飲食業界にあって、お客様との第一線の仕事に従事することで、日々、刺激を受けることは間違いありません。メニュー立案~商品の製造~POP掲出~商品の陳列~お客様へのお声掛けなど、毎日の活動はマーケティング実践の場でもあります。自分の創意工夫が、どのような成果をもたらしたかを直に体感する、貴重な場といえるでしょう。さらに、一緒に働く仲間を知り、ご来店するお客様を知り、その地域社会を知ることによって、改めて自分自身に気付かされるはずです。仕事を通じて成長しながら、自分がどのような存在なのかを再発見する、東急グルメフロントはそんな会社です。

当社が求める人材は、「食べる」ことが基本的に好きであること、その上でお客様に笑顔で接し、「ありがとう」と言われた時に素直にやりがいを感じる人です。自分が気持ちを込めて提供した商品で、お客様にも喜んでいただく。それが私たちの仕事です。

PROFILE

プロフィール

馬場 隆光TAKAMITSU BABA

株式会社東急グルメフロント
代表取締役社長
1989年 東京急行電鉄入社/経済学部 卒

1966年、父親の仕事の関係で、駐在先のロンドンで生まれる。中高は硬式テニス部、大学でもテニス同好会に所属。現在は中高一貫校同窓会の常任幹事として現役生徒に、将来の進路選択の一助となるOB講演会を企画主催している。
性格は内面的には几帳面で完璧主義であるが、外面的には情緒的に対人コミュニケーションを重視して行動するタイプ。O型・ふたご座。
2018年に北海道で初マラソンにチャレンジ。ホノルルマラソンにも出場し、無事完走。
好きな言葉は「百人の一歩」。一人で百歩進むより、百人が一歩進むほうが、より大きな力を生み出せるという意味。
愛犬のウエストハイランドホワイトテリアと散歩するのが週末のお決まりパターン。
もし3カ月の休みが取れたら、愛犬の原産地である英国スコットランドに行き、ゴルフ、シングルモルトのウイスキー醸造所巡りをしてみたい。

  • 2018年12月9日 ホノルルマラソンに参加、タイムは4時間33分

  • ウエストハイランドホワイトテリアの愛犬ポールと散歩途中の駒沢公園にて